先日の講演会には大変多くの方にご参加いただきました。ありがとうございました。本日もご質問にお答えしていきます。出来るだけ一つ一つのご質問に沿ってお答え出来るように一日に少しずつの回答をしていきます。ご質問から読み取れる情報の中で状況を想像しながら私自身の考えでお答えします。最も大切な個別性の部分については、少ない情報の中で反映させることが難しいので、あくまで参考程度になるとは思いますが少しでもお役にたてれば幸いです。(個別での相談やセミナー等をご希望の方は、ご予約のご連絡をいただければと思います。有料にはなりますがしっかりお時間をお取りし、対応させていただきます。)
【質問】
自己肯定感は親の接し方で高まったり、低くなったりすると思っています。自己肯定感の低い子とHSCの子の思考が似ていると感じました。HSCは生まれつきとありましたが、そことの違い、区分の仕方があれば知りたいです。
【回答】
HSCは生まれ持った特性ですが、敏感で慎重な気質から積極性がないように見えることが少なくありません。また人の気持ちを敏感に感じ取り重んじるあまり、自分の主張を通すことや無邪気に振る舞うことを苦手とすることが多いです。そういった気質を周囲に気難しいと思われるような環境で育つと、迷惑をかけて申し訳ないと思い自己肯定感がなかなか高まりません。
HSCの敏感さは生まれつきですが、自己肯定感が低いのは生まれつきではありません。自分が受け入れられ安心できる環境下にいられれば自己肯定感は高まっていきます。そういった意味ではHSCか否かにかかわらず、その子どもの気質を見極めて接していくという大人のサポートが非常に重要です。
☆ご質問ありがとうございました。その他のご質問の回答は次回に続きます。