自分は自分でしかない一方で、自分のこととして考えられる範囲は実はものすごく個人差があります。
自分の子供のことは多くの親が自分のことのように考え、時として行き過ぎのことも、またその逆もあります。
親のことは?兄弟のことは?近所の子供は?学校の先生は?道ですれ違う人は?日本人は?人類は?
あなたにとって自分のこととして考えられるのはどこまでですか?
言葉や態度はそのことについてあまり正確ではありません。
ある落ち込んでいる人を見て、
ある人は「あの人は本当に可哀想だなあ。」と言い
またある人は「自分で乗り越えるしかないよなあ。」と言います。
この言葉だけで答えは出せませんが、後者は自分のこととして考えたのかもしれません。
誰かが悲しむ様子を見て、
一緒に涙を流す人もいれば、ただ黙って考える人もいます。
良し悪しの話ではなく、後者を冷たいと思うとしたらそれは違うかもしれません。
自分ごとの範囲が広い人は、一見冷たく見えることがあるのです。大人も子供も。
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