こんにちは。

発達障害については分類も変化していて学び続けています。

発達障害は子育てや教育に関わっていればほぼ全ての人が知っている言葉になりました。ですから、みんなが苦労しないことでもつまずく、協調性が足りない、落ち着きがない、そんなとき、発達障害かも?と思われることが増えています。20年前だったら考えられなかったことでしょう。

脳機能の障害と言われている発達障害ですが、診断は普段の様子の聴取がとても重要です。

今のところ、血液検査やレントゲンでは診断できません。

軽度の場合は結局なんのために診断するのか、ずっと考えています。

①自分(またはわが子)が発達障害ということを会社や学校等に伝えることで、苦手なことを理解してもらいやすくなる。⇒責められることが減り、自己肯定感が持てるようになる。

②「あの子は発達障害だからできなくても仕方のない子」「特別な扱いでも許される子」と周囲が納得できる。

この二つが大きいように思います。(もちろん多くの支援を要する場合は自然と診断に行き着くでしょう。そういうケースは除きます。)

個性の範囲内、得手不得手とも言える程度の場合、発達障害という診断がないといけないのでしょうか。○○が苦手、というのではダメなんでしょうか?

ジャイアンとのび太は発達障害だと言われますが、あの二人が発達障害と診断されていたらより良い子ども時代を送り、より良い人生を送ったのでしょうか?

しかしながら事実、診断されたことで環境を改善してもらえた子どもは大勢います。だからその場合、結果的には必要だったんだろうと思います。

ただ、発達障害でもそうでなくても、その子どもが何に困っているのか、何が苦手でうまくいっていないのか、本当に怠けているのか、本当に面倒くさいから嫌いといっているのか、そういうことに周囲の大人は自分自身のアンテナを張ってほしいと思います。

学校の先生も親も完璧なんていうのは無理です。完璧な必要なんてないと思います。

でも、子どもをじっと観察して、見えない部分を感じとるプロであってほしいと思います。

子どもたちは、発達障害だから困っているんじゃない。

日々の何かに困っているんです。

それが何なのか、を察してあげられるのはその子を毎日見ている大人なんです。

 

そうはいっても空回りしてしまうこともありますね。子育ては一人ではできません。

私も一緒に考えます。お気軽にご連絡ください。

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