夏休みが終わり、学校が始まりました。
毎年この時期になると学校へ通えなくなる子どもが増え、社会的にも様々取り上げられます。
今は学校でもその対策のために別室(ステップルーム)を用意したり、そのステップルーム対応の専任のスタッフを配置したりと様々な手立てが講じられています。
また、「学びの多様化学校」と呼ばれる不登校の子ども達のための学校を設置することも始まっています。このような学校の設置はまだ始まったばかりで全国で何十校というレベルまでしかありません。これから増えていくことが予想されますが、今不登校で悩んでいる子ども達や保護者の皆さんにとっては選択肢に入れることはできないのが現状です。
そこで、学校や教育委員会が用意しているステップルームや教育センターなどの施設と並んでフリースクールが選択肢になっている方も多いと思います。
フリースクールはその名の通り設置や運営に規制がありません。そのため学習を主体に行っているフリースクールもあれば、ゲームや遊びなどをやり学習指導は全く行わないフリースクールもあります。
今の子どもの状況からの判断はもちろん大切ですが、これから社会に出て自立していくために義務教育段階である小中学生の時期に必要なことは何かをよく考えてフリースクールを選ぶ必要があると思います。
フリースクール選択のポイントは
〇義務教育段階で必要とされている学習が保障されているか
〇心のケアができる職員が配置されているか
〇在籍校との連携は十分に行われているか
〇子どもの将来を見通した進路選択を相談できるか(特に高校受験のための相談)
の4つが挙げられると思います。
お子さんの将来を考え安易な選択はしないで欲しいと思います。