不登校の子どもたちや保護者の方とこの時期にお話するとこんな声が聞こえます。

夏休み明けから学校に行ってみようと思う、という話。

死にたいと思うくらい今気持ちが不安定になっている、という話。

夏休み明けはみんなが久し振りに学校に行くので、それに混ざって登校してみようかな?と思うチャンスでもあります。

でもその逆に、みんなが学校に行かない夏休みは心が休まっていたけれど、学校が始まる日が近づくだけで苦しくなってしまうこともあります。

みんなが新学期の準備をして、そわそわしているのを心で感じ、とてもつらくなっているのですね。そこに加えて、夏休み明けは行けるんじゃないの?せめて提出物は提出に行ったら?そんなプレッシャーが追い打ちをかけてしまうこともあります。

それで、保護者のみなさんにはお願いがあります。

もし、つらそうなお子さんの様子を感じたら、今の時期は夏休みが明けることを意識せず、家庭がリラックスムードであるようにしてください。

ゲームなどに逃避して気持ちのバランスをとっている子どもたちも多いと思います。ゲーム機を取り上げて叱りたくなるかもしれませんが、お酒も飲めないカラオケにも行けない子どもたちの逃げ場は限られています。

食事の時は声をかけて、学校とは関係のない、つまらない話でいいですのでいつも通りにしていましょう。そしてお風呂に入って安心して眠れるように、簡単な声かけができるといいですね。

この緊張感の高い時期を乗り越えて、また学校が始まった後の落ち着いた時期に入れば、学校に行けない子どもたちもホッと一安心する時が来ます。

それからまたエンジンがかかって、勉強に取り組み始めたり笑顔が戻ったりします。

学校に行く!と今お子さんが準備をしている家庭も、ドキドキしていますね。

いずれにしても、大人ができることは安心感を与えることに尽きるのですね。

どんな風に転んでも私はあなたの1番の味方なのよ!そんな思いで、この時期を過ごしてみてください。

お母さんも一人で悩まずに、この人に!という人を選んで色んなお話してくださいね。完璧な子どもも完璧な親もいませんから。

私も、完璧とはほど遠い母親です!(自信満々)

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